リカバリーフレーズ
リカバリーフレーズは、暗号化キーを 24 個の単語で書き表したものです。バックアップを読むための唯一の手段です。
リカバリーフレーズとコンピュータの両方を失うと、バックアップも失われます。バックアップを保管している人も、Permafrost も、Frost の作者も、誰も復旧できません。
#安全に保管する
セットアップは、キーを作るときにリカバリーフレーズを表示します。紙に書き留めるか、信頼できるパスワードマネージャーに保存し、バックアップするコンピュータとは別の場所に保管してください。
スケジュールされたバックアップをあなたがいなくても実行できるように、コンピュータにもコピーが 1 つあります。Frost の設定フォルダにある key ファイルです。macOS と Linux では、Frost はあなたのユーザーだけが読み書きできる権限で作成します。Windows では、ユーザープロファイルの権限を引き継ぎます。共有フォルダに置いたり権限を変えたりすると、ほかの人も読めるようになる場合があります。このファイルを読める人や、あなたとしてプログラムを実行できる人は、バックアップを読むことができます。ディスク全体の暗号化と画面ロックを使ってください。
バックアップを読むには、フレーズとストレージへのアクセス権の両方が必要です。ストレージのキーも人に知られないようにしてください。
#表示する
frost key show
Frost はまず注意を表示し、show と入力したあとでだけフレーズを表示します。画面を誰にも見られていないこと、画面共有をしていないことを確認してください。
#書き写したものを確認する
frost key verify
書き留めたフレーズを入力します。Frost は、有効なフレーズかどうか、このコンピュータのキーと一致するかどうか、バックアップを開けるかどうかを教えてくれます。フレーズそのものを表示することはありません。ときどき確認しておきましょう。
#別のコンピュータで使う
frost init は、すでにバックアップがあるストレージに接続するとフレーズを尋ねます。フレーズを直接コンピュータに取り込むには、次を実行します。
frost key import
ストレージが設定済みであれば、Frost はまず、そのフレーズでストレージを開けるかを確認します。コンピュータにすでに別のキーがある場合は、置き換える前に確認します。古いキーで作ったバックアップを復元するには、古いフレーズが必要です。
手順の全体は新しいコンピュータでの復元を参照してください。
#フレーズの入力
24 個の単語を順番どおりに、スペースで区切って入力します。大文字と小文字は区別しません。単語は 2,048 語からなる標準の BIP39 英単語リストから選ばれているので、つづりが間違っていれば Frost が指摘できます。
| Frost の表示 | 意味 |
|---|---|
| entered 23 words, but a recovery phrase must contain exactly 24 words | 単語が 1 つ足りないか、多すぎます |
| word 5 is not a valid recovery word; check the spelling | その単語のつづりが間違っています |
| all words are valid individually, but together they do not form a valid recovery phrase; check their order and spelling | 2 つの単語が入れ替わっているか、1 つが別の実在する単語になっています |
| that recovery phrase is valid, but it does not match these backups | 別のバックアップのフレーズです |
#キーのフィンガープリント
フィンガープリントは、6f154dc10058 のような短い ID で、キーそのものを明かさずにキーを識別します。frost status に表示され、スナップショットブラウザでも [v] を押すと表示されます。フィンガープリントの一致はキーを見分ける手がかりになりますが、短いため、2 つのキーが同一であることの証明にはなりません。Frost はバックアップを開くときにキーそのものを確認します。
#キーを変える
Frost では、既存のバックアップのキーを変えることはできません。誰かにフレーズを見られたかもしれない場合、その人はストレージにアクセスできる限り、それらのバックアップを読めます。ストレージのキーを変更し、人に知られないようにしてください。